【ビッチ・ホリディ】【バイス】など話題になった面白い映画3選の感想

どうもー、奄野郎(@zrAjq0hJHkqJqll)です!


今回は2018年、2019年と話題になった映画3つを紹介していきたいと思いますよー。


では、どうぞー!



バイス




映画.COM


2001年から2009年の初頭にかけてアメリカの副大統領を務めたディック・チェイニーの政権暗躍を描いたこの映画は、様々な物議を醸し出す結果となっています。


史上最悪だと論じられる実在のモデルとなったディック・チェイニー氏本人への評価は、世界が戦争という最悪のシナリオに突入した事実を踏まえれば致し方のないことかもしれません。


イラク戦争やアメリカ同時多発テロによる直接的な死傷者は、合算しておよそ一万人であることを考えても、その多大なダメージは今もアメリカに深く刻まれている結果となっています。


メインキャストに推されたチェイニー役のクリスチャン・ベールを起用した監督のアダム・マッケイ氏の英断にも注目が集まりますが、脇を固めるサム・ロックウェルや次々と話題作に出演し続けているエイミー・アダムスらの演技にも大きな期待が寄せられています。


最悪の方策は、裏を返せば最高の判断であるという逆説的な見方と捉えることもできます。


良くも悪くも、エンターテイメントとして確立させてしまうアメリカ映画の懐の大きさがあるからこその作品と言えそうです。

ビッチ・ホリディ




映画.COM


何故か1991年公開のフランス映画【美しき諍い女】を思い出してしまうのは、この映画が持つ中世ヨーロッパにおける官能的な情景とのオーバーラップからくるものと推測されます。


映画は最後まで見ないことには結末は語れませんが、女性という儚くも脆い存在(劇中の印象のみにおいて)を、永遠性を持たせて昇華させることの難しさは単なる殺人事件を絡めたサスペンスだと論じることと同様に、早計過ぎるように感じます。


人はどこまで欲望とお金に執着していくのか、という飽くなき探求心をイザベラ・エクロフという新進気鋭の女性監督がメジャー作品との対比を象徴させる内容で迫ってきます。


ビッチ・ホリディなどという野卑な主題で見せるこの映画には、派手なエンターテイメントを意識した大衆向けの作品とは一線を画すような雰囲気さえ漂わせます。


男女が織り成す欲望の交差点は、思わぬ結末が待ち受けることも自由な映画の世界ならではの発想だと感じます。


フランスで抜きんでた評価を得た本作の出来栄えは、この日本での公開を持って一つの衝撃となる、そんな予感を持たせるドキドキの映画になっています。




映画.COM


売れないバンドマンが囲われてヒモになる映画は世の中に五万と存在しますが、この映画の未来志向は夢を持ち奮闘する若者を気取らない体当たりの演出で描き出している点にあります。


誰もが持つ青臭い友人関係に見る後悔の念は、崩れた石のかけらのように修復が難しいものとして記憶に刻まれているものです。


主役として登場している桜田通さんは、映画や舞台で活躍をしている傍ら最近では仮面ライダーシリーズなどでその存在感を充分に発揮する活躍を見せています。


共演は、こちらもテレビドラマを中心に活躍を見せる親友役に笠松将さんを、そして働かない元バンドマンを支える健気なヒロインに子役からの活躍が目覚ましい福田真由子さんが努めています。


劇中の印象的なセリフに、子供が生まれる音はラなんだよ、という意味深なセリフが存在しています。


命の始まりがラの音であれば生まれ変わることができる音もまたラの音であるというこの映画のメッセージは、最後まで諦めない人の善性に寄り添う大切さを伝えてくれています。


ギスギスした青春をもう一度振り返り、後悔だけを埋もれさせずに再び躍動させたいと願う人生の再出発を模索したい、そんな方にピッタリの映画だと思います。