【次世代新規格USB4】拡大した理由&どう変わるのか【比較/違い】

どうもー、奄野郎(@zrAjq0hJHkqJqll)です!


2019年3月4日、USBの業界団体「USB Promoter Group」は次世代型USB新規格「USB4」を発表しました。


「USB4」は最大データ転送速度40Gbpsを可能にするということで、大変な話題になっています。


今回は次世代型USB新規格「USB4」についてわかりやすくご紹介させていただきます。



USB規格が拡大した理由



パソコンをお使いの方であれば「USB」という言葉を当然ご存知のことでしょう。


「USB」を一言でいうと「パソコンと周辺機器(マウスなど)を、統一した接続口でつなげられるようにした規格」のことです。


「USB」が登場する前はパソコンにマウス、キーボード、プリンタなどを接続するとそれぞれ差し込み口がバラバラで、当時はたかだか接続するのさえ手間がかかりました。


何度も「接続口」を統一しようという意見は出ましたが、そのたびに立ち消えになり、たまたま「接続口」の規格で唯一、残ったのが「USB」規格だったのです。


「USB」規格が多くのパソコンで採用されたことでその後、難しいことは考えなくて済むようになり差し込めばつながるようになりました。


「USB」規格は現在まで何度もバージョンアップをして、上位規格品は現在のモバイル通信では追いつけない程の高速の転送速度を持っています。


「USB」規格がここまで市場に拡大した大きな理由は「上下互換方式」を採用していことも一つの理由です。


「USB」規格は例え高速転送の上位規格品でも、低速転送の下位規格品が使える様な仕組みにしているのです。


例えるなら最新のプレステ4で、旧型のプレステ1のソフトがそのまま使えるようなイメージです。

USB規格!最新と今までを比較



「USB」には特許は存在しますが、普及を促進する為に特許使用料は無料になっています。


様々なメーカーが独自のコンセプトで出していることから、実際は「USB」の規格は非常に複雑です。


こちらでは、最大データ転送速度からみた各世代をご紹介させていただきます。

規格名発行日最大データ転送速度
USB42019年半ば40Gbps
USB 3.22017年9月20Gbps (Gen 2×2)
USB 3.12013年8月10Gbps (Gen 2)
USB 3.02008年11月5Gbps (Gen 1)
USB 2.02000年4月480Mbps
USB 1.11998年9月12Mbps
USB 1.01996年1月12Mbps
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USB4はIntel製Thunderbolt規格のこと



今回の「USB4」の規格の元になったのが、Intel製の「Thuderbolt 3」という技術規格です。


「Thuderbolt(サンダーボルト)」というのは、プロセッサーメーカーであるIntel(インテル)が、Appleと共同開発してきた高速汎用データ伝送技術のことです。


2011年2月にLight Peak(ライトピーク)を基本に開発された「Thunderbolt」、2013年末に転送速度20Gbpsが可能な「Thunderbolt 2」、2015年6月に転送速度40Gbpsを実現する「Thunderbolt 3」をそれぞれ発表してます。


Intelは2019年3月4日に「Thunderbolt 3」のプロトコル仕様を、USB Promoter Groupに提供したことから、USB Promoter Groupは次世代の「USB4」標準仕様として「Thunderbolt 3」のプロトコルを採用しました。


今後、USB Promoter Group参加企業は無料で「Thunderbolt」の規格技術を使えるようになります。


うわさでは、約50以上の企業が最終レビューステージに入っており、2019年中盤の登場はほぼ確定のようです。

USB4とこれまでのUSBとの違い



非常に複雑な「USB」事情ですが、今回の「USB4」の件を簡単にご説明すると、それまで「USB Type-C」で使われていた「Thunderbolt 3」が「USB4」のベースとして組み込まれるということを意味します。


実は、Appleが自社のiPhoneを含む全てのデバイスからライトニング(Apple用の接続端子)を廃止して「USB Type-C」に完全移行するという話もでており、スマホ販売台数世界第3位でアメリカメーカーのAppleが移行することで「USB4」への流れは大きくなるようです。


「USB4」以前のUSBでの最大の転送速度は「USB 3.2」であり、最大20Gbpsの転送速度が最大でした。


「USB4」は一挙に2倍の転送速度40Gbpsが可能になります。

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なぜUSB4は必要だったのか?



「USB」規格はホスト(親機)から外付けデバイス(子機)への接続が目的の規格です。


実は「USB4」による高速転送化は、2019年4月3日のアメリカ・Verizon(ベリゾン)社の世界初の5Gサービス開始と無関係ではありません。


5Gサービスは理論値で20Gbpsという高速通信ができ、結果やがて5Gサービスが「USB」を追い超すということになります。


つまり、無線が有線を追い越すことになります。


また見方を変えると、遠くの電波塔から飛んでくる5Gの電波の方が、わずか1m以下の長さのケーブルよりも通信速度が速くなるということです。


これが実現すると、もはや「USB」自体が不要になるのです。


また、通信だけでなく充電もワイヤレス化してしまえば「USB」の持つ「データの転送」と「充電」という2つの価値が不要になります。


そのため「USB」は、絶対に5Gサービスよりも早い転送速度を持つ必要があったのです。

まとめ



今回は次世代型USB新規格「USB4」についてご紹介させていただきました。


「USB」自体はすぐに無くなることはないでしょうが、モバイルやワイヤレスがさらに進化するといつの日か「USB」自体が不要になる日が来るかもしれません。